こんにちは、しゃか丸です!
今回は、お位牌の選び方について話をしたいと思います。
そもそもお位牌とは何か、皆さんご存知ですか?
なんとなく文字が書いてあって、仏壇に飾られているものという認識はあるけれど、お位牌の意味や何が書かれているか知っているでしょうか?
お位牌には、戒名(かいみょう)、俗名(ぞくみょう)、没年月日、享年が書かれています。戒名とは、故人の新しい名前です。お葬式が人生のフィナーレであるなら、お位牌は亡くなってからの新しい人生の幕開けなのです。
そう思ったら、大切にお位牌を選ばないと!という気持ちにもなりますよね。
お位牌は一人に対してひとつ作るのが一般的です。
でも、それではご先祖様がどんどん増えて、仏壇がお位牌だらけになってしまいますよね。
では、お位牌はどれくらいの間お祀りするのでしょうか?
高知では、ひとつのお位牌をお祀りする括りは50年程度と言われています。
愛媛県では夫婦彫といって、大きなお位牌に夫婦二人の名前を入れることが多いそうです。地域によっても変わるんですね。
それでは、お位牌をご準備する手順のお話をしましょう。
まずは家の仏壇を見て、仏壇の中にお位牌を祀ってあるかどうかを確認します。
お位牌があれば、その寸法を測ります。複数ある場合は、一番新しく作ってあるものを測りましょう。
お位牌の寸法は、土台からの総丈ではなくて、札板の長さで測ります。よく、ご先祖様と同等、もしくは大きいサイズのお位牌を作るなんて、失礼ではないだろうか?という質問をされることがありますが、考えてみて下さい。そんなことをしたら、未来の子どもたちのお位牌はどんどん小さくなってしまいますよね。
ですから、極力、札板の大きさは揃えることをお勧めしています。また、土台はあくまでもデザインなので、ご先祖様のものより背が高くなってしまっても、失礼にはあたりません。
次は戒名チェックです。お寺様の書いた文字が必要になるので、お寺様直筆の戒名用紙か、日付、名前、年齢が書かれた白木の位牌、もしくはその写真を持参して下さい。
以前に作成されている本位牌(黒位牌)を持参していただければ、お客様に最適なお位牌をお探しします。
お位牌のサイズと戒名がわかったら、仏具店へ行きましょう。
さぁ、いよいよお位牌決めです。新しく作る場合は、お好きなサイズと種類を選びます。この時に大事なのは、値段ではなくお気持ちです。
今の自分にできる最大限のお気持ちで、お位牌を選びましょう。デザインも様々なものがあるので、札のサイズさえ変わらなければ、デザインで選ぶ人がほとんどです。
イマドキのお位牌だったら、札板は大きいけれど土台の小さいコンパクトなものがあったりと、生活様式に合わせたものが選べるようになっています。
ちなみにこちらはSDカードが入るお位牌。
SDカードに故人の思い出の動画や写真を入れて、命日などに振り返ることができるというお品です。
もし家にお仏壇がない場合は、先にお仏壇を選んでから、それに合うお位牌を選ぶようにして下さい。何もかもが初めてでも大丈夫です。
店頭のスタッフにご相談ください。
お位牌選びのお話、いかがだったでしょうか?
ご先祖様の新しい人生の幕開けを、心を込めたお位牌で送り出してあげて下さい。
※お位牌については、宗旨、宗派によっては作成されません。
作られる場合も、菩提寺(お寺様)によってご指示がある場合があります。
ブログは一般的な内容を載せておりますので、ご了承くださいませ。