老舗 乾佛具店

宗派や地域、生活様式で変わる仏壇のお話①


こんにちは、しゃか丸です!
みなさんは、乾仏具店へいらっしゃったことはありますか?
店内には、お線香からお遍路グッズまでたくさんの品を揃えていますが、一番存在感があるのはやっぱり仏壇です。
仏壇と一口に言っても素材、色、大きさも様々で、特にイマドキの仏壇は昔の家にあるようなイメージのものとはだいぶ違ったビジュアルになっているんですよ!
今回は仏壇の種類についてお話をします。家にお仏壇をお持ちの方も、これから購入を検討されている方も、ぜひご一読ください。


そもそも仏壇とはどういう意味のあるものがご存じですか?
ルーツに関してはいろんなお話がありますが、一つは弥生時代に部屋の中で棚を設け、野花を飾り先祖の霊を招いて祀っていたという説。
もう一つは寺院を小さくし一般家庭の中に設置した礼拝施設であるというものです。
そう考えると、こちらの金仏壇の荘厳さは、小さな寺院そのものに感じられますよね。

金仏壇は浄土真宗において使用されることの多いタイプで、京型・大阪型・姫路型・江州型・名古屋型などの型があります。
また、真宗十派といって、10通りの派に分かれていますが、その中でも空殿(屋根)を支えている柱が黒色で、そこに金の金具を打ち、空殿が二重屋根になっているのが大谷派(東)、空殿(屋根)を支えている柱が金箔で、そこへ金具を打っているものを本願寺派(西)と言い、真言十派の中の2大派になっています。
よく見てみると、使用している仏具も両派共少しずつ違いがありますね!

今日はここまで。
次回は、一般的な唐木仏壇のご紹介からスタートします。