老舗 乾佛具店

しゃか丸くんが紹介するお線香の焚き方!

こんにちは、しゃか丸です!
突然ですが、みなさんはお線香をあげる機会はありますか?家に仏壇がある人にとっては毎日のことだったり、節目節目の際にお線香をあげている人も多くいると思いますが、知人の家に訪問する際などに行う程度で、日常でお線香をあげるという場面があまりないという人も多いのではないでしょうか?
ちなみに僕の友人は、「なんとなく、前の人の様子を見て真似をしながらお線香をあげる」と話していました。そこで今日は、お線香のあげ方についてお話しします。
しゃか丸くんが紹介するお線香の焚き方!
こちらの写真はお線香を1本立てていますよね。実は立てる本数やあげ方は宗派によって違うんです!
香炉の中央に1本立ててお供えするのは曹洞宗・臨済宗・浄土宗・日蓮宗で、かつて僧侶が修行をする際にお線香を立てて、燃え尽きる時間を目安にしていたことに由来するとも言われているとか。
曹洞宗・臨済宗・浄土宗・日蓮宗のお線香の焚き方
こちらは浄土真宗の作法。1本のお線香を二つに折って香炉の中に寝かせてお供えをします。お線香は香炉の幅に合わせて折り、煙の出ている方を自分から見て左側に寝かせます。
浄土真宗のお線香の焚き方
天台宗と真言宗は3本同時に火をつけて、手前に1本、仏壇の方へ2本と逆三角形になるように立てます。
ちなみに、お線香へライターなどで直接火をつけるのはNG!仏壇にあるローソクの火でつけてくださいね。そして、お線香は必ず手で仰いで消してください。ローソクには、ローソク消しを使いましょう。決して「フー」なんて、息を吹きかけちゃダメですよ~!
天台宗と真言宗のお線香の焚き方
今回はお線香のあげ方についてお話をさせていただきましたが、お線香には香りが故人へのご馳走になるという仏教の考え方や、自分自身の身を清めるため、またお線香の煙があの世とこの世を繋ぎ故人と心を通わすことができると言われています。
訪問先でのあげ方は宗派を確認することをお勧めしますが、日々の供養は自身のやり方で行い、気持ちを込めてあげることが一番大切だと思います。また、香りや種類もたくさんあるので、季節や気分、故人の好みなどで変えてみるのもいいかもしれません。ちなみに、乾仏具店では種類豊富にお線香を取り揃えていますので、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね!
乾仏具店のお線香